タンク塗装剥離

ヤフオクで中古のタンクを3200円で手に入れました。

汚いレッドで塗装されていたので、これを剥ぎます。
ヤスリだと下の純正塗装も剥いでしまいそうなので、ペイント薄め液で溶かして落とすことにしました。

ペイント薄め液はつまるところシンナーなので、防毒マスクをつけて作業します。

買ってきたのはシゲマツ製　低濃度有機ガス用直結小型防毒マスク。
ホームセンターの作業服売り場に売っていました。
カートリッジ付で2980円也。交換用カートリッジは600円ぐらいです。
ちょっとナウシカ気分が味わえます。



アサヒペンのペイント薄め液をウェスに付けて拭きます。


少し力を入れて何回かこすると、塗装が剥げてきます。
※有機溶剤を扱うときは、防毒マスク、ゴム手袋をした上で、換気に注意してやりましょう。
低濃度でも長時間吸うと急性中毒をおこしますし、皮膚からも吸収されます。有機溶剤は慢性的には肝炎など、内臓にもダメージを与えます。また、手袋をしていないと、手がシンナーで脱脂されてしまい、ガビガビになります。



真っ赤です。しかし、この塗装は汚い・・・。
写真には写っていませんが、タンクから外さずに塗ったようで、シートの部分は色が付いていませんし、（一応）白サフを吹いた上に、ホームセンターで売っている赤のラッカーを吹いただけのようで、クリアどころか、塗装肌の研磨もしてありません。
白サフもかなり薄いです。
これじゃサフの役目を果たしてない・・・。

すべて剥ぎ終わると、きれいな純正のタスマニアングリーンメタリックのタンクが出てきました。



なんと、サフ吹きの前の足付け（前の塗装にヤスリで傷をつけ、塗料の食いつきを良くする）すらされていなかったようで、つるんとキレイなタンクになりました。

これを塗装するのはちょっと忍びないですが、ステッカーをヤスリで削り落とし、足付けのために#600のヤスリで塗装の艶をすべて落としました。



ちなみに、ステッカーがあった部分にシルバーが出ていますが、これは地金でなくキャンディー塗装の下塗りの色です。